太宰治の「グッド・バイ」読み終わりました!!

こんばんは。himayomibitoです。

 

 

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 太宰治の「グッド・バイ」を読み終わりました👏👏👏

 

 

 

 今回読んだ中で、特に面白いと感じた作品は、「フォスフォレッセンス」と「渡り鳥」です。

 

 

 

 「フォスフォレッセンス」は人が見る夢についてのお話です。作品中で、「記憶は、それは、現実であろうと、また眠りのうちであろうと、その鮮やかさに変わりが無いならば、私にとって、同じような現実ではなかろうか」という文があります。

 

 

 

 現実ではできないことでも、夢の中ではできる。(空を飛んだり、世界旅行したり)夢には無限の可能性がある。そもそも今いるのが夢の中なのか、現実なのか。その境界はどうやって見分けるのか。そんなことを考えさせられました。太宰が自殺しなかったら、次にどんな作品を書いたのだろうかと気になりました。

 

 

 

「渡り鳥」は、文学について自分の知っているうわべのことを吹聴する青年が主人公で、これは太宰治のサロン主義に対する痛快な風刺が見られました。

 

 

 

 上辺だけの知識を多くもち吹聴する人って周りにいませんか?そういう人に限って、自分の知識をひけらかしたいのでしょうね。私自身がそうならないよう、また専門知識を理論的に習得していきたいなと改めて思いました。

 

 

 

 最後に。今回太宰治の作品を初めて読みました。正直難しそうだと敬遠しておりました。しかし、読んでみると年齢が近いせいか、かなり共感するところや勉強になるところが数多くありました。他にも名著がたくさんあるので読んでみたいと思います。

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