数学の計算問題は必要なのか・・・
こんにちは。
himayomibitoです。
今日出社している中、面白いニュースがありました。
内容は、ニュース記者が東京の街中で小学生や中学生の子供たちに「宿題終わった?」と進捗状況を聞くというものでした。
その中で、ある子はGoogleの「Google Lens」を使っていますと答えました。
私のこのアプリのイメージは、写真で花などを撮影するとその名前を教えてくれるものでした。
本当にこのアプリで問題の答えを教えてくれるのか、実際に試してみました。
例えば二次方程式「9x^2=1」をカメラで撮影すると・・・
なんと!!
答えだけではなく、その解き方を4通りも教えてくれたのです!!
ちょっと驚きですよね。
でも以前Pythonでプログラムをしていて、実際無料でパッケージなどもあり、計算はできるだろうと思っていました。ですが、まさか解法まで教えてくれるとは。
さてここで、記事の題名「数学の計算問題は必要なのか」と感じたわけです。
正直これと言った答えをすぐには思いつきませんでした。
なのでお風呂になって考えました。
以下の2点で、数学の計算問題は必要だと思います。
①高度な計算問題は解けなかった
さすがに高度な計算問題は解けませんでした。
例えば、
のような極限は求めることができませんでした。しかし、AIが類推して、解き方が載っていそうなサイトは教えてくれます。そこから先は、人間の判断が必要です。つまり解き方を知っていなければAIが勧めたもののうちどれが正しいか分かりません。
②計算方法を推論することに意味がある
①で書いた内容は、高度な計算問題を扱わない人は聞く耳をもってくれないでしょう。また小学生もそうですよね。
私は正直言うと、計算方法をただ暗記することに意味はないと思います。計算方法を推論(帰納や類推、演繹)して編み出していくことに数学という学問の意味があると思います。その見いだしたことを使う練習として、計算問題は必要です。
私はこういう理由から、計算問題は最小限の範囲で必要だと思います。逆に言うと、意味の分からない、複雑怪奇な計算問題は不要だと考えます。そんなものは、機械に任せればいいんです。計算間違いしませんから。
AIにはできず、人間ができることを見つけ、その力を伸ばしていく。そういう気持ちが大事で、うまくAIを活用していくことで学習はより深くなるのだと私は思います。
子どもたちー、数学は計算方法を覚えるだけではだめだぞー!!!!!